ごいしブログ

のんびり毎日の日記を綴ります。

こだわり

 

久しぶりにブログが書きたくなった。

 

ブログを書くのって不思議なもので

「あ、あの事について書きたい!」とか思って

本当にすらすら止まらずに書き切るときもあれば

 

すごく書きたいテーマのはずなのに

全然指が動かないときもある。

 

今んとこ頭が「ぼやぁ」ってしてるけど今回はどうかなあ。

 

 

2020年の正月の話。

今年は大学最後の年だからと地元に帰った。

 

何人かの地元の友達と会うことが出来た。

ありがとう。元気でいてね。

 

今回のお正月は珍しく家族全員が揃った。

全員が揃うのは六年ぶりくらいかなぁ。

 

母親とはたまにメールのやり取りをするけど

LINEは誰ともしたことがないし

兄貴とはまともに話すのも六年ぶりだった。

 

何だか緊張した。

 

自分の家族に対するイメージは

「うるさい」「変わらない」「しつこい」「こだわりが強い」

って感じであんまりいいイメージがなかった。

 

特徴だけ見たらあるあるかもしれないけれど

ネガティブなイメージが強かった。

 

自分の最近の経歴は

地元の高校を卒業➡地元の予備校の寮(1年)➡大学(4年目)

という感じ。

 

大学は地元から2000㎞離れたところにある。

 

4年間、実家から2000㎞離れて暮らした。

 

離れたからこそ、家族と少しずつ向き合えるようになったんだと思う。

「ああ、俺そんなに家族の事嫌いじゃないんだな」って。

 

もともと虐待を受けていたわけでもなければ

ひどい扱いを受けていたわけでもない。

 

むしろ大切に育ててもらったし

沢山の愛情も注いでもらった。

 

すごく有り難いなと思う。

 

でもずっとネガティブなイメージが付きまとってる。

家族の事はあまり考えたくなかった。

 

少なくとも実家は心地よい場所ではなかった。

 

「ここは時間が止まっているんだなぁ、淀んでいるなあ」

そんな風に実家に帰るたびに感じていた。

 

「もう地元には帰らなくっていいかな」

「ああ、ここはもう自分の家じゃないなあ」

そんな事も考えたりした。

 

家族の縁は切っても切れないものだとは思ってるけど

でもやっぱり他人だからと考えるようになって楽になった。

 

家族が変わることに期待しなくなった。

そもそも、人を変えようなんておこがましいのかもしれない。

 

何だか冷たい割り切りに感じたけど

期待しなくなってからちゃんと向き合えるようになった、と思う。

 

他人として一つの家庭に関わる、みたいな

たまに敬語が出そうになって変な感じがするけど

 

当事者として接するのはきつくて無理だった。

親には「成長したね」って褒められた。

 

 

今回の帰省で本当に初めて全員の家族写真を撮った。

おばあちゃんの年齢を考えて形に残さずにお別れは嫌だと思ってたから。

自分から「写真を撮ろう」って言いだして実現した。

 

ちゃんと現像して家に置いてきた。

それが出来ただけでも帰省して本当によかった。

 

 

予備校と大学に入って学んだ大きな事の一つは

 

人の背景は一人一人違い過ぎて

だからこそ面白くって

だからこそ辛くて

だからこそ尊い

 

ってことでした。

 

家族って近すぎるとしんどい時もあるし

人それぞれ背景が違い過ぎて理解に苦しむときもあるけど

 

物理的に距離をとったり

自分の拘りを捨てたり

 

色んなやり方があると思うんです。

 

どんな結果であれ

その勇気に盛大な拍手を。